月別アーカイブ: 2014年8月

ORDER & REPAIR.

2014.08.21 | BEG.

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はじめに、オーダーメードのハーネスの紹介です。

既製品のコットン素材のハーネスをレザーでの製作でした。まず、コットンと同じ厚みに革を漉いて、プラスチック製のカチッと留めるバックルを、ベルトタイプのバックルに、カシメ(金具)留めを手縫いで仕上げました。ベースの革は、何の加工もせずにナチュラルなままで、コバ(革の端)部分も、染色せずに磨いてあります。

わんちゃんのお名前が、星くんなので、STARをアクセントにしてスタッズ・カスタムして頂きました。革は、ナチュラルなままだと、汚れやすかったりしますが、上品に仕上がりますし、経年変化も一番現れます。IMG_2265[1]IMG_2266[1]

ハーネスとは別に、昨年オーダーして頂いた首輪も着用して頂いています。ハーネスより色が濃くなっているのが、経年変化です。大事に使っていただいてるので、革もキレイなまま深みが増しています。毛色と革の色が合っていて、とても可愛いです☆

次に、同じく昨年オーダーして頂いた首輪のリペアです。

一枚目の写真がビフォアです。こちらも大事に使っていただいて、これも一年近く経っています。スパンコールの劣化もありませんが、色落ちしたので、スパンコールとスエードの交換です。IMG_2147[1]

まず、中央のスタッズをはずして、スパンコールをばらします。IMG_2148[1]

パープルのスパンコールで、シニューのゴールドで縫い直しです。次の写真が、アフターです。IMG_2169[1]

革にオイルも入れて磨き直したので、全体的に色が濃くなりました。定期的に、メンテナンスに出していただくと、より長く、きれいに使っていただけます。

最後に、オーナー様のスニーカーのカスタムです。IMG_2257[1]IMG_2256[1]

首輪・リードメインでやってますが、こちらはスペシャルオーダーです。

DOGTAG COLLAR.

2014.08.13 | BEG.

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<DOGTAG COLLAR 着用例>

DOGTAG COLLAR は、ドッグタグの幅に合わせて、一番太いところで30mmあります。

小型犬にとっては、太く感じますが、バックル側と剣先側(ベルトの穴が開いてる方)を細くしているので、小型犬でも負担なく着用出来ます。

写真のわんちゃんは、体重3kg位のトイプードルで、首周りが実寸20cmでしたので、小型犬の中でも小さい方ですが、DOGTAG COLLAR を革の厚さ4mm厚で製作しました。

みなさん、革が厚いと重かったり、首に負担がかかると思われがちですが、実際、手に取っていただくと、革が厚くても軽いのに驚かれます。使い始めは、革なのでハリはありますが、使っていくうちに馴染んで柔らかくなってきます。馬の鞍の製作にも使われる革なので、強度も問題ありません。

それでも気になる方は、革の厚さを半分(2mm厚程度)にすれば、全然問題なく着用出来ます。

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この首輪を制作された方は、若い女性の方で、とてもこだわって作って頂きました。

まず、首輪のベースの色をピンクにして、ベルトループの色をオレンジ、手縫いのステッチの色をブルーにしました。そして、ドッグタグ以外のスペースいっぱいにスパンコールの装飾でしたので、8mmサイズのスパンコール5列を、6cm縫い付けました。そして更に、スパンコールの色も上から、赤2列・ピンク1列・グレー1列・シルバー1列のグラデーションにして、縫い付けるステッチの色も、それぞれに合してオーダーして頂きました。ここまで、こだわってオーダーして頂けると、オリジナリティーも高まりますし、作っていて楽しいです。

ちなみに、ドッグタグは、

HELLO

I AM RIN

PLEASE CALL

ooo-oooo-oooo

BYE BYE

と、オーダーして頂きました。

毛色も真っ黒ですし、首輪の色が引き立ってとても可愛いです。しかも、写真まで分かりやすい様に、数パターンも撮って送って頂き、ありがとうございます。

また、こちらも参考にしてオーダーして下さい。

 

※8月16日・17日は、店休になりますが、18日から通常営業しますので、よろしくお願い致します。

SPANGLE Ⅱ

2014.08.06 | BEG.

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今回は、スパンコールのビフォーアフターです。

首輪のベースの色が、ターコイズで、スパンコールが8mmサイズの5列です。

スパンコールの色は、ターコイズ3列とピンク2列のミックスで、50’sをイメージ

したカラーです。スパンコールを縫ってる糸は、シニューのゴールドです。

 

上段の首輪が、デイリーでつけて一年近く使ったもので、下段が、新品になります。

1~2か月は、色落しないですが、それ以降、徐々に色落ちしていく(デイリーで、首輪をつけていると、首元を足でかくので、少しずつそがれる。)感じです。色落ちは、していきますが、スパンコール自体の破損はないです。縫っているシニュー糸も、毛羽立ってきても、軽くライターで炙ってやると、落ち着くので、糸も問題ありません。(やりすぎると、スパンコールが溶けるので注意)作り自体は、丈夫に作られています。

2枚目の写真は、首輪をつけている写真で、つけている方が、動きもあるしキラキラ光っている印象です。

※これは、ついでですが、コバと言って革の端も、ツルツルしたままです。コバを磨くのは、面倒で手間のかかる作業です。使用環境によって(散歩の時に、引きの強い犬など)、こすれて毛羽立ってきますが、磨き直せばキレイになります。

 

スパンコールですが、色落ちが気になる方は、シルバーベースにして、ポイントで差し色を使うと、目立ちにくいと思います。(色落ちすると、シルバーになるので)

オーダー受ける時に、上記の様に説明しても、気にならないと言われる方もいらっしゃいます。

僕も、インディゴのデニムが色落ちして、アタリが出る様な感じでいるので、それぞれの個性になると思っています。

しかし、それぞれ好みがあるので、色落ちが気になった時点で、縫い直しも行います。それも、うちのアピールポイントです。通常のスパンコール製品だと、破損したり、色落ちした時点で、使い切りになります。前回、赤で作ったから、今回は、青でとか。また、リペアしながら楽しんでほしいです。

使用環境や犬種によって、多少変わってきますが、これを参考にオーダーしてください。

ちなみに、今回の首輪のスパンコールで、スパンコール8mm×5列の長さ6cmなので、3,180+taxになります。

首輪全体に・ワンポイントに・予算に合わせてお見積りしますので、お気軽にご相談下さい。

SPANGLE☆

2014.08.01 | BEG.

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BEG.一押しのデザイン。スパンコールの紹介です。

単純に、スパンコール製品と聞いて、すぐ壊れるだとか、すぐ色落ちすると連想される人が多いと思います。実際、洋服やバッグなどの小物に装飾されているのが、破損したりしているのを見かけた事もあります。でも、デザイン的にカラフルだし、とても良い物だと思います。

じゃあ何故?そういった物を、犬の首輪に?ってなるんですが・・・きっかけは、細いベルト(人用)に1列、スパンコールを縫い付けたのがきっかけで、もちろん手縫いで縫い付けたんですが、その時に、ピンときたのが始まりです。ずっと、犬に携わった仕事がしたいと思っていたし、首輪に出来るかもと思いました。すでに、スパンコールが付いた商品もあるでしょうが・・・通常のスパンコール製品の作りは、1列ずつ縫い付けてあるし雑なので、引っかかりやすく壊れやすいと思います。BEG.のスパンコールは、1個1個、互い違いに組み合わせるように縫い付けてあるので、隙間もなく引っかかりづらいです。なので、毛足の長い犬種でも、毛も絡まないです。スパンコールって定番だけど、この作りは新しい!と思いました。

色の組み合わせで、キュートにもなるし、シックにも、ゴージャスにも、ワンポイントにスタッズを使えばロックに。 細かくオーダー出来るので、自分だけのオリジナルを作ってほしいです。 それが、カッコイイと思うし、オリジナルになると思います。 もちろん、使っていくうちに、色落ちはします。(加工してるので通常よりは、落ちづらい)デニムでも、Tシャツでも色落ちはするので、そういった感覚でいます。また次回、ビフォー・アフターで写真を掲載していきます。